安倍なつみコンサートツアー2007春「25〜ヴァンサンク〜」を見てきた件

なっちの春ツアーも今日の名古屋で終了。昨日の夜公演は彼女のソロコンサート100公演目だったということで、くす玉を割ってみんなでお祝いしたとか。今日も素敵なステージなんだろうなぁ…。
さて、自分は4月21日の八王子公演と同29日の中野公演を見て来まして…そのときの感想文もどきを…今更ですけど(汗)、つらつらと書いておこうと思います。
同じツアーに2週連続で遠征したのは初めてです。
一つのツアーに通い詰めるよりは、他のツアーに備えて力を貯めるのが自分の常なんですけど(…単に現実的に無理なだけともいう(涙))、今回は、八王子での公演が心地良すぎて…行ってしまいました(汗)。
なっちに会うのは…1月の横アリでも機会はあったけど、彼女単独のステージとなると、昨年12月のクリスマスディナーショー以来だから…4ヶ月振りの安倍さんとの逢瀬。春先は自分の安倍さん不足も高まってくる時期なので(笑)、本当に待ち遠しかったです。
このツアーはご存じのとおり、オール生演奏でのコンサートということで、バンド編成は…キーボード(ピアノ)、サックス(管楽器)、ベース(パーカッション)、ギター、ドラム…と、ここまではクリスマスディナーショーと同じ編成で、今回は、それにストリングス(弦楽器)も加わりパワーアップした布陣となっていました。
今回のアルバムはミニアルバムで新録曲は5曲。

25~ヴァンサンク~

25~ヴァンサンク~

本当に大好きな曲ばかりで…自分の中で、ここ数年で一番聴き込んでいるアルバムだと思います。その収録曲たちをどんな感じに配置してステージを構成してくるのか楽しみだったので…自分としては珍しくセットリストを確認せずに(というか、調べれば調べがつくのに調べなかったのは初めて)コンサートに臨みました。
公演を見終わった後の今なら、なるほどなぁ…って思うんですが、最初の公演では、ちょっとビックリしてました。

自分が今まで観覧機会を得たなっちのコンサートの1曲目は…

'04秋 あなた色プレミアム … 「恋のテレフォン GOAL
'05春 ふれあいコンサート … 「恋のテレフォン GOAL
'05秋 24カラット … 「恋の花」
'06春 おとめちっくBANK … 「F.O.」

※ OPは℃-uteだったので、なっち登場後の1曲目という意味で…

…と、アップテンポでグイグイ!の、導火線に火を点けろ!的な感じの曲たちだったわけなんですけど…今回の1曲目は、ツアータイトルであり、最新アルバムのタイトルチューンでもある「25〜ヴァンサンク〜」で、しっとりと。

01. 25〜ヴァンサンク〜

ステージ上段に薄い青系のドレスを着たなっちが登場。
いきなりバラードで、なっちがガチンコ勝負を仕掛けてくるわけです。今にして思えば、この時点で既になっちの世界に取り込まれていたわけなんですけど…。
今回はいつもとは、また違う…そんな期待感が、彼女が静かに…けれども、じっくりと声に力を込めながら歌い上げていく様に早くも圧倒されながら…あぁ、なっちの歌を聴きに来ることが出来たんだなぁ…って、嬉しくてたまらない。

02. 甘すぎた果実

ここで早くも衣装チェンジ。白基調でスカート部分がヒラヒラ(一部黄色)のドレス(説明ベタ(涙))。
前曲から一転して、その声に沸々とした狂おしい想いが滾っているかのように、力の籠もった眼差しで、前をしっかり見据えて…。ほぼセンターの位置で見ていたときの、この、なっちの眼差しに刺されるかのような感覚。…今、思い出してもゾクゾクします。アレンジも格好良いし、なっちのファルセットって凄いなぁ…って、改めて惚れ直したり。
ここで、「ようこそ!Welcome!」「一年ぶりのツアーです!」「今回は生演奏でお届けしちゃいますよ」…というような感じのMCを挟んで…

03. 東京みちくさ
04. スイートホリック
05. だって 生きてかなくちゃ

この曲って、自分の心の膜の浸透圧とばっちり合っているというか…なっちの温かい歌声が、どんどん自分の中に染みこんでくる感じがとても心地良い「東京みちくさ」。バイオリンも見事に効いていて…良かったなぁ…。最後の「あぁ、歩いてる」をなっちに促されて、会場みんなで歌ったり。
スイートホリック」は聴く機会の度に艶が出てくるなぁ…って。ブラスアレンジも格好良くてニヤリとしてしまいます。大サビ前のところで、なっちが最前席のファン一人だけを見つめながら歌うところがあるんですけど…自分がその場にいたら…間違いなく昇天する自信がありますけど(爆)。間奏でなっちにクラップを要求され会場みんなで手拍子しながら。
「だって 生きてかなくちゃ」のアレンジは凄く好きです。展開がよりドラマティックでドキドキもので…というのは前も書いたかな(汗)。送風機で風を受けながら、立ち向かって生きていく感じに一役買っていたと思います。
久しく、Bメロの「なっちコール」を聴いていなかったので久々に聴くと戸惑う。ステージ上のなっちに身を委ねて聴いていたいんだけどなぁ…って、自分も曲次第では盛り上がってしまう人なんだけど…。

06. たからもの

この曲を聴かせてくれるとは!
アレンジはギターとバイオリンの演奏で静かに始まって、この時点で泣けるぐらい染みいってくる感じで…徐々にいろいろな楽器が重なっていって…。
大切なものを愛でるように…じっくりと気持ちを込めて歌い上げてくれているなっちの優しくて、でも切ない歌声、表情、その姿の全てが綺麗で…感激してしまいました。ビジョンの設置がなくて遠くからは表情をはっきりと見られないのがとても残念。   
「なっちバージョンも良いでしょ?」…と、一応、「千≠なっち」という設定らしいです(笑)。

07. 片想い(浜田省吾カバー)
※29日中野昼公演は 大空と大地の中で(松山千春

25歳の安倍さんトークを挟みつつ(グダグダな、なっちのトークを聞いてると、あぁ、なっちに会いに来てるんだなぁ…って、思います(笑))…生演奏なので、いろんな歌に挑戦したい…ということで、浜田省吾さんの曲を。1979年の曲…ということは、自分が生まれた年の曲かぁ…。
セットの椅子に腰掛けながらだったので、八王子では中途半端に前の席だと、なかなか彼女の姿を視界に捕らえるのが難しく(できれば、みんな着席…とかできないものかなぁ…なんて)時折目を閉じたりして、彼女の歌声に集中して耳を傾けて聴けたかも。アレンジもさることながら、切ない想いがこもったグッとこちらに迫ってくる彼女の歌声でした。
八王子公演で、歌の後のMCで「みんなは片思いしたことありますか、してますか?」なんて、なっちの問いかけに…「なっちに!」なんて声が飛んだりして(笑)。メインのはてなダイアリーのタイトルが(なっちに)「圧倒的に片想い」…だった自分としては、ちょいとツボに入ったり(汗)。
中野でも確信犯的にしかけられました(笑)。悪女だなぁ、なっちは(笑)。
中野の昼公演では、ここで、松山千春さんの「大空と大地の中で」を歌ってくれました。「夕張応援コンサート」では千春さん演奏のギターで歌ったんですよね、周りから「怖い人だ」と聞いていて、ドキドキしていたそうですが、とても温かい方で…と(再現していた、北海道弁での2人のやり取りは、さすがにネイティブスピーカーっぽかったです(笑))。自分にこの曲を生で聴く機会があるとは思っていなかったので、感激だったなぁ。
ここでバンドメンバーを紹介をしつつ、アコースティックコーナーがスタート。

08. 自転車に乗って(原曲歌唱:高田渡)
  好きだった人(原曲歌唱:かぐや姫) のどちらか
09. トウモロコシと空と風

8曲目は公演毎に変えてきてました。素朴な感じでのんびりとみんなで手拍子したり、客席みんなで一部を歌ったり。何だか良いなぁ。
そのアコースティックな演奏のまま「トウモロコシと空と風」。アコースティックの軽快な感じがこの曲にマッチしていて良い感じ。なっちにはいつまでも、変わらないところは変わらないで…この曲が似合う女性でいて欲しいなぁ。
みんなで一緒にサビの振りをやってみよう!ということで、なっちの指導で会場みんなで空に手をかざしながら。一通りレクチャーを終えて、じゃぁ、なっちの歌に合わせてやってみよう!…と、彼女がアカペラで歌い出すと、歌詞を間違えてグダグダになってしまうなっちが、あぁ、なっちだなぁ…って(八王子の昼公演にて(笑))。
バンドのソロパートもあって、それと軽快に絡むなっちが本当に楽しそうで、バンドメンバーとの呼吸もバッチリです。

…ということで、未完!(汗) 続きはさいたまから帰ってきてから(←FFやってないで、書き上げてから行けよ!…って、自分でも思ってます(涙))
というわけで、続け!



画像はツアーグッズのトレーディングポスターの画像なんですが…1枚買ったら、こんな素晴らしいなっちが!…揃えたくなったけど我慢しました、危ない危ない(汗)。