スイープトウショウ引退

我らがナリタトップロードの娘ベッラレイアが筋肉痛だとかで休養に入ってしまったので(涙)…先日のエリザベス女王杯の私的注目ポイントはスイープトウショウのレースっぷり。
…見せ場はあったけど、力強く先頭を駆け抜けるダイワスカーレットとの「世代交代」は切ないほどに鮮明でしたね。同レースを3着で終えた後、陣営は引退を表明しました。もう、6歳で…お母さんになってもいい時期ではあるんですが…寂しくなるなぁ。
スイープトウショウは2歳のG1で1番人気を張っていたくらいの間違いなく早熟の因子を持った馬で。そんな馬が6歳まで常に一線で活躍し続けて…って、そのこと自体が凄いことだと思います。
本当に気分次第の馬で…普段から調教でも言うことを聞かないし、「鬼脚」としか形容のしようのないとんでもない脚を繰り出したときの快勝と不発のときの惨敗のコントラストといい…関係者にとってもファンにとっても思い通りに行かず手がかかる馬だったと思いますが(笑)、そういう個性的な馬がいてくれると楽しいですよね。大好きな馬だったなぁ。
スピードの絶対値とキレで勝負できる短距離と違って、2000mを越える距離の牡馬混合G2を勝ちきれる(もしくはG1で連帯できる)馬って、そうはいなくて…近年だと、ヒシアマゾンエアグルーヴ、ファビラスラフィンくらいですかね。
もちろん、京都大賞典とメンバーの揃った宝塚記念を勝ったスイープトウショウも、その基準を余裕で満たす近年希に見る強い牝馬でした。
ぜひ、その力強い末脚を伝えられた子供たちの登場を待ちたいですね…と、ひとまず、長い間お疲れ様…と言ってあげたいです。