天皇賞・春

武豊がいない天皇賞というのも寂しいなぁ…と思いつつ*1
メイショウサムソンが快勝!…というか辛勝というか、ヒヤッとしましたが。
しかし、まぁ、ダービー馬が古馬になって春の天皇賞を勝つ…ということは、凄いことなんですよね。
まだ、馬体の完成を見ない3歳の春に、激戦のホースマン最高の栄誉「日本ダービー」を制しダービー馬となった馬たちの、その後の成績が尻つぼみに終わることが多いのを見るにつけ、「日本ダービー」というレースは、少し間をおけば然る後に輝くはずの彼らの競争生命すら燃やしながら、命を賭けて取りに行くレースなのかなぁ…って、そう思います。
ここ25年ほどの歴史を紐解いても、ダービー馬が翌年春の天皇賞を制したのは、ディープインパクトスペシャルウィークシンボリルドルフ…たった3頭しか達成できていない快挙です。
今年の出走メンバーのレベルは置いておくにしても(タイムは十分立派ですけどね)、3歳時はもちろん、古馬になっても中長距離路線の主役を張って見事にそれを全うし、結果も残すということが、どれだけ大変なことか…。とても立派です。昨年秋の成績があんまりで、ちょっと、彼のことを見損なっていたんですけど自分の浅はかな見込み違いでしたね。ごめんなさい。
(それと、前走が2000m以下のレースからの臨戦過程で勝つ…というのも、距離の違いによるペースの違いに戸惑うのか、なかなか難しいことなんですけど…そのデータも破ってくれました)
次走の宝塚記念はメンバーがグッと強くなりますが、強いダービー馬として、盛り上げていって欲しいと思います。古い考えなんだろうけど、距離が長いから…と菊花賞天皇賞・春を回避する馬よりも、果敢に挑戦する馬の方が応援したくなりますし。
…馬券を買っていたら、メイショウサムソンを3着固定で3連単でも買おうと思っていたので…止めておいて良かった…ということで(まぁ、レース当日の30日は、そんな余裕が全くなかったんですけどw)

*1:アドマイヤムーンの香港遠征。